ノロウイルス食中毒は冬を中心に毎年多くの感染事例が報告されていますが、あなたは予防方法をしっかりと理解していますか?
本記事では、ノロウイルスの基本情報から感染経路、主な症状、治療法、そして重要な予防対策まで、詳しく解説しています。
ノロウイルス食中毒を防ぐための知識を身につけ、家族や周囲の人々を守る一助としてください。

ノロウイルスとは

ノロウイルスとは、胃腸炎や嘔吐、下痢などの症状を引き起こすウイルスの一種です。
主に、感染者の排泄物が原因となって感染が広がります。
ノロウイルスは、感染力が強く、食品や水、接触感染などによって広がるため、集団感染が起きることがあります。
また、季節性のウイルスで、主に冬季に流行します。
症状は一般的には自然治癒することが多いですが、高齢者や免疫力の低下している人、乳幼児などでは重症化する場合もあります。

ノロウイルスとは
出典:東京都福祉保健局(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/tamakodaira/kansen/noro.html)

ノロウイルスの分類

ノロウイルスは、RNAウイルスのカリシウイルス科に属するウイルスであり、感染症法においては5類小児科定点把握疾患の感染性胃腸炎に分類されます。
このウイルスは、ノロウイルス属に分類され、人間や動物に感染する様々な種類のウイルスを含みます。
ノロウイルスは、主に食物や水を介して伝播し、急性胃腸炎や下痢などの症状を引き起こすことがあります。
また、ノロウイルスは5つの遺伝子型(GI~GV)に分けられ、その中でも特にGII型が人間に感染しやすく、食中毒の原因となることが多いです。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒の統計及び発生率の推移

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、毎年多くの人々が罹患しています。
世界的な統計データによれば、ノロウイルスは世界的に数百万人が感染し、何千人もの死亡が報告されています。
しかし、衛生先進国ともいえる日本では、ノロウイルス感染症で命を落とす人はほとんどいません。
とはいえ、合併症を引き起こす怖いケースもあるので、予備知識と対策をしっかりしておきましょう。
ここ数年では、新型コロナウイスによって多くの方々の感染症対策リテラシーが上がっていることもあり、減少傾向ということがわかります。

年度事件数(件)患者数(人)死者数(人)
平成21年28810,8740
平成22年39913,9040
平成23年2968,6190
平成24年41617,6320
平成25年32812,6720
平成26年29310,5060
平成27年48114,8760
平成28年35411,3970
平成29年2148,4960
平成30年2568,4750
令和元年2126,8890
令和2年993,6600
令和3年724,7330
令和4年632,1750
出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html)

なお、直近14年間の1年あたりの平均値は下記になります。

事件数(件)患者数(人)死者数(人)
2699,6360
平均値

ノロウイルスによる食中毒の原因

ノロウイルスによる食中毒は、感染力の強さや感染経路の多様性から、多くの人々が罹患する原因となっています。

ノロウイルス食中毒の感染源と感染経路

ノロウイルスの主な感染源は、汚染された食品や排泄物です。
感染経路は次の3つです。

  • 接触感染
    汚染された食品や排泄物に触れた手を介して広がる
  • 飛沫感染
    吐血や下痢による飛沫を吸い込んで広がる
  • 空気感染
    処理不十分な吐血や下痢に含まれるウイルスが舞い上がって吸入されることにより、人から人へと感染が広がる

※感染者のおう吐物やふん便には大量のウイルスが排出されます。

ノロウイルスの感染力

ノロウイルスはその感染力の強さが非常に特徴的です。
その理由は、まず感染に必要なウイルスの量が非常に少ないことです。
たった10〜100個のウイルスで感染が起こることがあります。
また、感染者が排出するウイルスの数は数百万個にも達するため、感染が急速に拡大します。

ノロウイルスは環境に対して非常に耐性があります。
高温や低温、乾燥などの条件にも耐えることができ、長時間生存することができます。
これにより、ウイルスが感染源となる場所に長期間存在することが可能です。

また、感染者は発症前や症状が治まった後もウイルスを排出し続けることがあります。
そのため、感染源を特定しにくく、感染拡大を防ぐことが困難になります。

原因となる主な食品

ノロウイルス食中毒の原因となる主な食品は、生ものや加熱処理の不十分な食品です。
具体的には、生牡蠣、刺身、寿司、サラダなどが挙げられます。
これらの食品は、感染者が調理や取り扱いを行うことで、ウイルスが付着し、感染が広がるリスクが高まります。
また、ウイルスは加熱に強いため、十分な加熱処理が行われないと、ウイルスが生き残り感染を引き起こす可能性があります。

原因となる具体的な食品TOP10は以下のとおりです。

  1. 生の貝類(特に牡蠣)
  2. 生の魚介類(特にタコ、アジ、サバ)
  3. 未加熱の肉(特に豚肉、牛肉)
  4. サラダ、生野菜
  5. 生の卵料理(特に卵黄)
  6. 生ハム、サラミ、ソーセージ
  7. 冷製パスタ、冷やし中華、冷やし蕎麦
  8. 生乳、生クリーム、生チーズ
  9. ジェラート、シャーベット、アイスクリーム
  10. 生の果物

ノロウイルスによる食中毒の主な症状

ノロウイルスによる食中毒は、様々な症状が現れることが特徴です。
ここでは、主な症状や潜伏期間、致死率について解説します。

潜伏期間

ノロウイルス食中毒の潜伏期間は、通常24~48時間です。
しかし、個人差やウイルス量によって、短い場合は12時間程度から長い場合は72時間までかかることもあります。
たとえば、和歌山市感染症情報センターは「24〜48時間」としていますが、東京都感染症情報センターは「1〜3日」としています。
各機関で多少異なりますが、ノロウイルスの潜伏期間は「個人差はあるが、概ね24〜72時間の潜伏期間である」と覚えておけば問題ないでしょう。

症状

ノロウイルス食中毒の主な症状は、急激な嘔吐や下痢、腹痛、発熱などです。
症状は通常1~3日程度で自然に治まりますが、乳幼児や高齢者、免疫力の低い人は重症化しやすいため注意が必要です。
一般的な症状の主な経過を下記に示します。

  1. 潜伏期間
    ノロウイルス感染後、潜伏期間は通常24〜72時間です。この期間中、感染者はまだ症状が現れません。
  2. 発症期間
    ノロウイルス感染後、発症期間は通常12〜48時間で、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、発熱、筋肉痛などの症状が現れます。これらの症状は、通常、2〜3日間続きます。
  3. 回復期間
    一般的に、ノロウイルス感染後の回復期間は数日から1週間です。回復期間中、症状が緩和され、感染者は徐々に元気を取り戻していきます。

ただし、年配者、免疫力の低下した人、乳幼児など、特定の人々は、より深刻な症状を経験する可能性があります。
また、症状が重篤である場合、入院が必要になることもあります。

致死率や死亡事例

ノロウイルス食中毒の致死率は、一般的には低いとされています。
先の厚生労働省の統計でも直近14年で死亡者は0人となっています。
しかし、重症化すると脱水症状や電解質バランスの乱れ、合併症によって死亡事例が報告されています。
特に高齢者や基礎疾患を持つ人はリスクが高く、適切な治療や対応が重要です。
また、乳幼児の場合は急速に脱水症状が進行することがあるため、早期の対処が求められます。

ノロウイルス食中毒の治療・治し方

ノロウイルス食中毒は、特効薬はなく、自然治癒が基本です。
以下に、ノロウイルス食中毒の治療方法や対処法をご紹介します。

治療の主な目的は、脱水症状の軽減と症状の緩和です。
以下は、ノロウイルス感染の症状を軽減するために推奨されるいくつかの方法です。

  • 充分な水分補給
    ノロウイルス感染による脱水症状を防ぐため、水分補給が非常に重要です。水、スポーツドリンク、ココナッツウォーターなど、水分を多く含む飲み物を頻繁に飲むようにしましょう。負担が少ないので常温のものが望ましいです。
  • 食事の調整
    脱水症状が重度である場合、固形物を食べることが難しい場合があります。この場合は、軽食や消化しやすい食べ物を食べるようにします。おかゆやうどんなどの柔らかい食物や、バナナ、りんごなどの果物がおすすめです。一方で、油分の多い食品や刺激の強い食べ物、カフェインを含む飲料は避けましょう。
  • 休養
    十分な休息が必要です。体を休め、回復に専念することが大切です。
  • 手洗い
    ノロウイルスは感染力が非常に強いため、感染拡大を防ぐためにも、頻繁に手を洗うようにしましょう。

自宅での休養が基本ですが、他の家族や友人への感染防止のため、個別の食器やタオルを使い、トイレ使用後は手洗いと消毒を徹底することが大切です。
症状が収まった後も、ウイルスが排出される期間があるため、感染予防対策を続けましょう。

症状が重い場合や改善が見られない場合は、医師の診察を受けることが重要です。
医師によっては、抗痙攣薬や制吐薬、抗下痢薬を処方されることがあります。
重症化する場合や合併症がある場合は、医師の指示に従って治療を行う必要があります。

ノロウイルス食中毒の事例

ノロウイルス食中毒は、集団発生することが多く、年間を通じて発生が報告されています。
以下に、過去のノロウイルス食中毒の事例をいくつかまとめました。

都道府県概要特徴
2018福岡県保育園での集団感染。子どもと職員合わせて約80人が発症。保育園内での感染が疑われ、休園措置がとられた。
2019大阪府飲食店での集団感染。おにぎりが原因とされ、約20人が発症。密閉された空間での食事が感染拡大につながったと考えられる。
2020北海道介護施設での集団感染。利用者と職員合わせて約30人が発症。高齢者が多い施設内での感染拡大。対応が遅れると重症化のリスクが高まる。
2021千葉県高校での集団感染。生徒や教職員合わせて約40人が発症。学校内での感染拡大。感染者が多数出たため、一時的に休校となった。
2021東京都ノロウイルス感染の調理従事者が東京都内にある複数の飲食店に勤務し、各々の店舗で同一のノロウイルス遺伝子型による食中毒事例が発生。有症者18名と飲食店Aの調理従事者6名の糞便検体および、ふきとり4検体についてノロウイルス検査を実施した結果、有症者16名と調理従事者1名(調理従事者X)の糞便検体からノロウイルスGⅡが検出された。
2022東京都八王子市内の高齢者施設で提供された食事で食中毒が発生。最終的な患者は14名で、入院・死亡は0名であった。
男:4名(50~72歳)、女:10名(75~92歳)

これらの事例から、ノロウイルス食中毒は、保育園や学校、施設など、多くの人が集まる場所で発生しやすいことがわかります。
ほとんどの場合、死亡には至りませんが、ごく稀に死亡事例もあります。
2012年12月、宮崎県の医療法人春光会東病院でノロウイルス集団感染があり、入院患者や職員計44人が下痢や嘔吐の症状を訴え、うち入院中の78~88歳の男性患者6人が死亡しました*1

*1 宮崎でノロウイルス集団感染、6人死亡(https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG23016_T21C12A2CC1000/)

ノロウイルス食中毒の予防と対策

ノロウイルス食中毒の予防には、以下の四原則が重要です。

  1. 食材の安全確保
    新鮮な食材を選び、賞味期限・消費期限を確認しましょう。
  2. 清潔な調理環境
    調理場は清潔に保ち、食材や調理器具を適切に管理しましょう。
  3. 正しい調理法
    特に魚介類や肉類は十分に加熱調理し、生ものと加熱調理品は別々に扱いましょう。
  4. 適切な保存方法
    調理後はできるだけ早く冷蔵庫に入れ、食品の保存期間を守りましょう。

ノロウイルスによる食中毒について、「一般消費者(ご家庭)」「食品従事者」という2つの観点から、もう少し詳しくそれぞれ予防法と対策を考えてみましょう。

一般消費者(ご家庭)

ノロウイルス食中毒を予防する基本的な方法は、手洗い・うがいの徹底、食品の適切な取り扱い、そして環境の清潔さを保つことです。
特に、手洗いは石鹸を使用し、手指のすき間や爪の間までしっかり洗うことが大切です。
また、調理時には手袋を着用し、生ものと加熱調理品は別々のカットボードや包丁を使うようにしましょう。

  1. 手洗い
    こまめな手洗いと石鹸による手指の消毒を行いましょう。外出から帰宅した際やトイレ使用後、調理前後に特に注意して手を洗いましょう。
  2. 食品の加熱
    シーフードや野菜を十分に加熱して調理しましょう。ノロウイルスは85℃で1分間加熱することで不活化されます。
  3. 野菜の洗浄
    野菜は流水で十分に洗い、水気を切った後、冷蔵庫で保存しましょう。
  4. 食器や調理器具の消毒
    食器や調理器具は熱湯で消毒し、清潔に保ちましょう。

食品従事者

  1. 個人衛生の徹底
    従業員は手洗い、うがい、マスク着用を徹底し、感染リスクを減らしましょう。
  2. 感染者の勤務停止
    ノロウイルスに感染した従業員は勤務を停止し、症状が収まってから2日間経過するまで出勤を控えましょう。
  3. 作業分担の明確化
    調理と食器洗いを別々の従業員が担当するなど、作業の分担を明確にし、感染リスクを低減させましょう。
  4. 食品の取り扱い
    食品を直接触る際には使い捨ての手袋を使用し、食材を十分に加熱して調理しましょう。
  5. 施設の清掃・消毒
    調理場やトイレ、床などの清掃・消毒を定期的に行い、環境を清潔に保ちましょう。

消毒は有効?

新型コロナウイスによる感染症対策で今やすっかりお馴染みのアルコール消毒ですが、ノロウイルスにアルコール消毒はほとんど効果がありません*2
※ただし、「ノロウイルスにアルコール消毒はまったく効果がない」という情報は誤りです。まったく効果がないわけではありません。
ノロウイルスに対して有効な消毒方法としては、次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒が推奨されています。
食器や調理器具の消毒には、200ppmの次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用し、手指消毒には100ppmの溶液を使用することが効果的です。

*2 消費者庁-Vol.578 アルコール消毒に頼りすぎないで、ノロウイルスによる感染症や食中毒に注意!

ノロウイルス食中毒に関するよくある質問

ノロウイルスの感染者隔離いつまで?

感染者は、症状が改善されてから48時間以上経過し、下痢や嘔吐などの症状がなくなったことを確認してから、隔離を解除してください。

ノロウイルスは何が原因ですか?

ノロウイルス感染症は、ノロウイルスというウイルスによって引き起こされる感染症です。感染経路は、ウイルスに汚染された食品や水、手指、飛沫などから感染します。

ノロウイルスは何類感染症?

ノロウイルスは、感染症法では5類小児科定点把握疾患の感染性胃腸炎に分類されます。*3
*3 日本感染症学会-ノロウイルス感染症(https://www.kansensho.or.jp/ref/d50.html)

ノロウイルスの消毒はなぜ次亜塩素酸?

次亜塩素酸は、ノロウイルスを不活化します。他の消毒剤に比べて効果が高いため、ノロウイルスの消毒に使用されます。
殺菌=菌を殺すこと
不活化=ウイルスを感染できない状態にすること

ノロウイルスの遺伝子型分類は?

ノロウイルスは、遺伝子型に基づいて分類されます。主にGI(ジェノグループI)とGII(ジェノグループII)の2つのジェノグループに分けられ、さらにそれぞれが複数の遺伝子型に細分化されています。日本で最も一般的な遺伝子型は、GII.4です。

ノロウイルスによる食中毒の正式名称は?

ノロウイルス感染症(Norovirus infection)です。

ノロウイルスに正露丸は効果ありますか?

正露丸は、下痢や嘔吐などの消化器症状を改善する目的で使用される漢方薬ですが、ノロウイルス自体に対する直接的な効果は確認されていません。また、正露丸で麻痺した腸管内で菌やウイルスが増加し、正露丸の粘膜腐食作用と共に腸炎を悪化させることもあるため、医師と相談してから使用することが望ましいです。

ノロウイルスにかからない人の特徴は?

ノロウイルスに感染しにくい人は、免疫力が高く、適切な手洗いや消毒などの感染予防策を実践していることが特徴です。ストレスなどで免疫が大幅に低下していると感染リスクも高くなります。ただし、ノロウイルスの感染力が非常に強いため、誰でも感染のリスクがあります。

ノロウイルスと胃腸炎の違いは?

ノロウイルス性胃腸炎は、ノロウイルスが原因で引き起こされる胃腸炎です。一方、胃腸炎は広い意味で、ウイルス、細菌、寄生虫など様々な原因による胃と腸の炎症を指します。

ノロウイルスのうつる期間は?

ノロウイルスは、発症前の潜伏期間から症状が出ている間、および症状が治まってからも約2週間まで感染力が残ります。感染者は、症状が治まった後も他人に感染させるリスクがあるため、注意が必要です。

ノロウイルスには梅干しが効くと聞きましたが本当?

梅干しに含まれるクエン酸やポリフェノールは、抗菌・抗ウイルス効果があるとされていますが、ノロウイルスに対する直接的な効果について強いエビデンスはありません(または限定的な効果)。ただし、梅干しは胃腸の働きを整える効果があるため、症状の緩和には役立つ場合があります。

ノロウイルスに感染した場合、うんちの色に変化はありますか?

ノロウイルス感染症の主な症状は下痢ですが、必ずしもうんちの色に特徴的な変化はありません。ただし、下痢が続くことで脱水症状が起こり、うんちの色が薄くなることがあるため、注意が必要です。ただし、うんちの色が薄くなるのは脱水症状を示すものであり、それが必ずしもノロウイルスによるものだとは限りません。

ノロウイルスは犬や猫からうつりますか?(あるいは犬や猫などの動物からヒトへ)

ノロウイルスは主に人間間で感染が広がりますが、犬や猫もノロウイルスに感染することが報告されています。ただし、犬や猫から人間への感染は非常にまれであり、主な感染経路は人間間の接触や飛沫感染です。動物からの感染リスクを減らすためには、ペットとの接触後に手洗いを徹底することが重要です。

ノロウイルスに感染しているかどうかの検査はどこでどのようにやりますか?

ノロウイルスの感染を確認するための検査は、主に医療機関で行われます。検査方法は、素早く検査結果が判明するノロウイルス抗原検査が行われるのが一般的です。感染が疑われる場合は、医療機関に相談し、適切な検査を受けることが重要です。